オカンの気持ち

2003年6月17日
会社で一人きりで仕事をするのは珍しくない。
営業のおいさんが外出してしまえば、パートの五嶋さんと二人きり。
五嶋さんが午後4時に仕事を終えて帰ってしまうと、会社には私一人だ。

昨日も一人でピコピコデータ整理をしていると、外から会社の中を覗く男がいた。
「やだな〜、変質者かな(泣)」
なんてベソかきそうになっていた私。
しかしその男、何を思ったかドアを開けて入ってきた!

キャーッ!と思った瞬間
「魔美さん、俺ですよ、俺!」
と、なにやら聞き覚えのある声が。
「ええええええぇ!!中村ちゃん?中村ちゃんなの?!」

いきなり会社のドアを開けて入ってきた男は、今年の春に大学を卒業した元スタッフの中村ちゃんだった。
中村ちゃんは卒業後、長野県の中学の国語教師になった。
しかし、なぜ平日の夕方にここにいるの?
ま、まさか、もう中学校辞めちゃったんじゃないでしょうね!
そう問いただすと、中村ちゃんは笑いながら首を横に振った。

「昨日中総体で今日は代休なんですよ。明日は有給もらっちゃいました。」

あ、そうなんだ。
びっくりさせないでよ〜、と一安心。
しかし、長野から仙台までってふらりと遊びに来る距離じゃないでしょ(笑)。
軽くツッコミをいれて1時間ほど話をした。

社会人になって感じた戸惑い。
中学校の生徒たちの話。
陸上部の顧問になって毎日生徒と走りこみをしている話。

たった2ヶ月半しか経っていないのに、中村ちゃんがすごく男として社会人として成長したことに驚いた。
こういう瞬間ってほんとにオカンの気持ちになっちゃうのですよ〜。

仙台に着いて、その足で遊びに来てくれた中村ちゃん。
7時ぐらいから大学院に進んだ友達や社会人になった友達と飲む約束をしたらしく、ギリギリまで会社で私と話し込んだ。

少し痩せて精悍になった中村ちゃん。
金八先生に憧れて、ほんとに中学の国語教師になった中村ちゃん。
キミが努力して先生になったことは誰よりも知っているよ。

また遊びに来てね!
今度はおみやげ忘れずにさ(笑)。

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