傷は生きている

2004年3月7日
今日はちょっと飲んでます。
読み流してただければ、これ幸い。

映画を見てきました。
『ラブ アクチュアリー』
すごくすごくいい映画です。
是非ご覧になっていない方は映画館に足を運んでいただきたい作品です。

ネタばれになるのであまり詳しくは書けないのですが、一場面に共感して、公共の場にも関わらず号泣してしまいました。

ある熟年夫婦の話。
会社の美しい部下にアプローチされ、高価な贈り物をするだんな。
その贈り物を自分宛だと勘違いしている妻。
それが違ったと確信した妻は夫が浮気していることに気づく。
子供たちの前では絶対動揺した姿を見せられない。
寝室に駆け込み、嗚咽する。
ひとしきり気持ちを整理して子供たちと夫の前で明るく振舞う妻。

このシーン、一度私も経験しました。
元彼の浮気を知ったのは会社でした。
知った瞬間、誰もいない会社の応接室で一人泣きました。
泣いていると学生が訪ねてきたので、応対しました。
映画の妻のように、明るく振舞ったのです。

そんなことを思い出してしまいました。

一番共感できたのが浮気された妻って…。
私、きっと知らないうちに傷ついていたんですね。

傷は消えない。
いつまでもいつまでも残るものだなんて、知らなかった。

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