仮面の女

2004年9月1日

五嶋さんとふたりで会社にいたら、ノックする音が聞こえた。

うちの会社はマンションの1階にあり、入り口はコンビニのようになっているので学生たちは気軽に入ってくる。
だから“ノック”して入ってくる人は皆無と言っていい。

しかーし、たまにいるのよね。
飛込みの営業マンとか、宗教の勧誘とか。

・・・今日は、そのどっちもな方がひとーり入ってきた。

『コンコン』
「失礼致します。」
（間）
「お仕事中申し訳ございません。」
（間）
「あのー、今、こちらのガラス細工の風鈴がアメリカで大人気でして、もしよろしければご紹介したいんですが・・・」
（間　＆　“　チリ〜ン　”と風鈴の音）

・・・固まる私と五嶋さん。。。。
2秒後、五嶋さん、目をそらし下を向いて仕事再開。

私、どうしようと焦る。

で、この時、この風鈴の売り子さんの顔をよく見て見ると、笑っていることに気づく。
それも、ものすごい作り笑顔。
しかし、目が！目が笑ってないのよ！！！！！
まるで、笑顔という名の仮面をかぶったように、微動だにしないのだ！

やっとの思いで私は彼女に言った。

「ごめんなさい。今仕事中なんです。それに、もう涼しいから風鈴は結構です。。。。」

すると、彼女はまた満面の笑顔でこう言った。

「そうですか。」
（間）
「わかりました。」
（間）
「では、みなさまのご多幸をお祈りさせて下さい。」

ご、ご多幸！？

彼女は私たちに手をかざし、なんかモニョモニョ言って去って言った。。。

8年もここに勤めてるけど、こんな人が入ってきたのは初めてだったからすっごくびっくりした〜。
でも、ほんとにあの作り笑顔は気持ち悪かったな〜。
感情のない顔って、あんな顔なのね。

まだ、20代後半っぽい彼女。
帽子をかぶり、ポロシャツにズボン（←ズボンとしか表現できないパンツ）。首からなにかのIDカードをぶら下げてた。

私こそ、あなたのご多幸をお祈りさせて下さい。

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＊ゲルタ改さん＊
机に突っ伏してた地蔵も今では4人のパパさんです（笑）。

『イニシャルD』好きの男性って多いですよね！
私の統計からいうと、みんなポロシャツにジーンズ＆ごついバッシュを履いてる人が多いです！（某国立大限定）
“走り屋”に憧れ、仙台の郊外で走りまくってるせいか彼女有率低し！ですわ。