想う恋

2004年10月26日
一晩経って、自分がいつのまにか寝ていたことに気がついた。
夢も見ていたような気がする。

目が覚める途中、昨日の現実がじわじわ心の中に広がって、こわくてふとんの中にもぐりこんだ。
息苦しくなって、ふとんから顔出して、もう一回昨日のことを思い出した。

私が日記にこれまで書いてきたことは、すべて本当のことだ。

私はDくんを想うたびに自分の日記を読み返した。
こと細かく書かれたその日記を暗記しちゃうほど。

昨日の電話でも、そんな細かいことを思い出しては、口に出してしまった。

彼は刹那的な感覚の持ち主で、あまり過ぎ去ったことには関心がない。

私が大事に思ってきたことは、彼にとってはタワイモナイコトだったのだ。
私が些細なことでこだわったことが、彼にとっては取るに足らないことで、絶対的に埋められない溝になっていることに気がつかなかった。

「魔美さんがそういう細かいことを言う人だと思いませんでした。」

私が大事にしてきたものたちが、それを作ってくれた人に見事に壊された瞬間だった。
私はどんどん萎縮して、声のトーンも一定に低くなって、感情をうまく表現することができなくなった。

そして、告白。

結果は昨日の通りだけど、今の気持ちは、なんて表現していいかわからない。



ただひとつ、Dくんを想いつづけたこの1ヶ月間にわかったこと。


私は、想われる恋より想う恋のほうが、好き。

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