『くいずです:いぬなのにたぬきってなあんだ』

「俺」

『答え:コンポコ』

「なにそれ?」

『内緒』

「ひどい!倒土の狼煙あげます」

『倒土ってなに?』

「倒幕と同じ意味です。“土”は土佐ではありません」

『ヒント!』

「俺が倒したいと思っているもの。決して気になってはいません」

『キ、キヨちゃん?あははは。もう、好きなら好きって言ってもよいのよ』

「なぜ?:なぜなぜなぜ?   寝てる間にこっそりちゅーしたの気づきました?」

『嘘つき(笑)』

「あーやっぱり気づかなかったんだ。キヨさんの呪いだ!」

『まったく:よくゆうよー。いくらなんでもそんなことされたら気づくって』

「まあ:軽くだからわかんないのも無理ないですね。殿内義雄レベルの甘い鱚ですから。御愁傷様(;−−)=3」

『へー:意外。キミはは好きでもない人にそういうことができる人だったんだ』

「うそですよ!:俺、ブラックですから」

『それ:笑えない』

「笑いましょうよ!」

『わかった:思いっきり笑ってあげるよ』

「それも:意外ですね。怒ってます?」

『ぜーんぜん』

「俺ってけっこう適当なやつだからまじめに相手してると疲れますよね?俺きっとすきじゃなくてもそういうの平気ないい加減さあるかも。みんなそう」

『疲れはしないよ。ちょっとむっとしたけど。でも、やっぱりいい気はしないけどね。じゃ、もう寝る!』

「正直すぎてごめんなさい。おやすみなさい。」

『おやすみ』

5:30〜6:30の間に往復した私たちのメール。


その行方は私にもDくんにもわからないような気がする。

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