戒光寺

2004年12月17日
京都に着いたのは、AM8:00。
京都駅から東福寺駅を目指す。

東福寺駅から徒歩15分の場所に彼らは眠っていた。
戒光寺の手前に御陵衛士墓地がある。
伊藤甲子太郎先生と藤堂平助が眠っているのだ。

キラキラと光る朝日を浴びて、お参りする私。
まだ時間的に早いらしく、私以外にお参りしている人はいなかった。
戒光寺の境内にも人影がない。
むぅ。
妹にお願いされている勘太郎くんが買ったという念誦はいずこ?

本堂に入ってすぐ右に机があり、その上には京都や新撰組に関する本がたくさんあった。
ペラペラと本をめくる。
ふと机の上を見ると、今年の6月に勘ちゃんと谷原さんがお参りしに来た時の写真が飾ってあった!!
『キャー!!』と心の中で叫びなら、うっとりして写真を見た(笑)。

すると、誰かが廊下を歩いてくるではないか。

「おかあさん、そっちに・・・」

そう言って姿を現したのは制服姿の坊主頭の高校生だった。

「・・あの、念誦をいただきたいんですけど、いいですか?」

「え?!あー。ちょっと待って下さいね。」

彼はびっくりしたように、売店(?)に向かい念誦を探し始めた。

「中村勘太郎さんが買って行ったグリーンのが欲しいんですけど。」

そういうと、いろんなタイプのグリーンの念誦を出す彼(笑)。
どれが勘ちゃん仕様なのかわからないみたいなので、母親を呼ぶ。
すると、エプロン姿のおばさんが出てきて

「これこれ!」

と出してくれた。
妹用と自分用のを2つ買い、その他に何点かお土産に買ってみた。
その後、蝋燭とお線香をあげてお参りしていると、あの高校生の彼がいきなりお経を唱え始めた!!!!

・・・そうか、お賽銭入れたし、お経をあげてくれているのね。

そう思うと、彼のお経もありがたく聞こえてきて、いつのまにか目をつむり精神統一をしていた。
お経が終わり、高校生の彼にお礼を言ってお寺を後にした。

来た道を戻り、再度京都駅へ向かう。

旅館に荷物を預け、次の目的地に向かったのはAM9:30だった。



つづきます。

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