1年

2005年7月24日

これは金曜日の話。

カウンターのお客さまと3時間みっちりお話をして充実した夜。
実はトモさんも来店してたんだけど、今回はカウンター班だったのでぐみちゃんにトモさんのお相手をしてもらってた。

先にお店をでたのは、トモさんとぐみちゃん。
アフターでお鮨を食べに行くらしい。
するとそっとぐみちゃんに耳打ちされた。

「カウンターのお客さまがお帰りになったらメル下さい。」

合流せよ！ということねー。
了解〜。

で、帰り支度をしてメールをチェックするとDくんからメールが2通きてた。

『今、仕事中です。がんばります！』
『もう寝ちゃいました？』

ほほぅ。
相変わらず大変そうだにぃ。
で、返信。

『私はまだバイト中。これからアフターっす』

送信後、すぐにぐみちゃんが待つ分町の鮨屋へ。
あんまりおなかが空いてなかったので、穴子・みず烏賊・玉子を握りでいただき、ほやの天ぷらを食す。
このほやの天ぷらが美味しかった〜。
トモさん、ご馳走様っす！！

タクシーに乗り、Dくんからメルがきてるのに気がつく。

『渡したいものがあるので、近くに行ったら連絡します』

むぅ。
なんだなんだ。
タクシーを降り、家へ向かう。
部屋に入り、トイレに入ろうかと思った瞬間、インターホンが鳴った。
レンズを覗くと、そこにはDくんが立っていた。
びっくりして、ドアを開けた。

「どーしたの？？？」

『部屋に入っていくの、見えたから』

そして、彼は小さいおみやげを私に渡した。

『渡そうと思ってずっと渡せなかったやつ。ちゃちいけどね。』

部屋に上げることも出来ないので、彼の車で少しだけドライブした。
明日も仕事が早朝からあるっていうのに、コンビニでカップラ買って風にあたりながら座って食べる彼。

『食べます？』

いや、さっきまでお鮨食べてたから・・・と断る私に、

『ひとくち』

と言うので、一口だけ食べた。

とりたてて話をしたわけじゃないけど、こんな風に彼と会うのはほんとに久しぶりだった。
相変わらず気まぐれで強引だけど、嫌いじゃない。

そして、思い出した。

7月23日。
今日は彼と初めて出会った日だ。

1年前の今日。

私は彼に出会った。